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スマホオーダーとは ハンディとの違いとメリット・デメリットを合わせて解説

シェアダイン編集部
作成日:2022/03/26
更新日:2023/01/26

目次

スマホオーダー

スマホオーダーとはスマートフォンから店の商品を注文し決済まで行えるサービスです。通常飲食店では注文を取る際に手書きで注文を取り厨房にオーダーを通すやりかたと店専用のハンディターミナルを使ってその場で厨房に注文を通すやりかたとがあり、どちらの方法も店員が顧客に注文を聞いて厨房にオーダーを通す流れは一緒なのですがやはり手書きに比べるとハンディターミナルの方が注文をとってからその注文を厨房にもっていく手間も省け、書き間違いによるオーダーミスも減らすことができるので重宝されています。

 しかしハンディターミナルを使うにはコストがかかるというデメリットも存在します。ハンディターミナルは性能のいいものになると数十万円するものもあり、店の規模によってはその機械を数十個準備しなければなりません。また、ハンディターミナルは店によって使い方も異なり、ほとんどの人が初めて扱うことになりますので従業員が作業に慣れるまで時間がかかることもデメリットになります。飲食店では営業時間が長い分従業員の入れ替わりも頻繁であることが多くその一人一人にハンディターミナルの使い方を細かく説明していると時間のロスにもなってしまうのです。

 このようなデメリットに対応するため近年ではスマホをハンディターミナルとして利用する店舗が増えてきています。この記事ではスマホをハンディターミナルとして利用することによりどのようなメリットがあるのか、またモバイルオーダーとはなにかを解説していますので自店のコスト削減や初期費用削減の大きな参考となることでしょう。

スマホをハンディターミナルにするメリット

スマホをハンディターミナルとして利用することは教育コストの削減につながります。これはスマホという見慣れた端末の為扱いやすく基本的な動作はすでに分かっている為です。

手書きと違い書き間違いなどのミスがなくなることもメリットと言えるでしょう。また、入力した情報はすぐにレジで集計されますので注文集計の手間も省くことが出来ます。
ここではスマホをハンディターミナルとして利用するにあたっての大きなメリットを詳しくご紹介いたします。

見慣れた端末のため操作がしやすく教育コスト削減につながる

飲食店にとって人材の確保は重要な課題の一つです。人手不足が労働環境の悪化やサービスの質の低下に直結することから優秀な人材を育てることは特に大切なことになります。

しかし教育できるスタッフにも限りがありますし、新人教育をしながら業務を行うことはなかなか容易なことではありません。ハンディターミナルは手書きの注文に比べるとメニューを覚えなくてよいのでその分の教育コストの削減につながりますが、普段見慣れない機械を扱うことになりますので、どうしても慣れるまでに時間がかかってしまいます。

スマホをハンディターミナルの代わりに使うことにより慣れるまでの時間も短縮でき大きな教育コストの削減につながることでしょう。

手書きと違い書き間違いなどが発生しなく回転率に影響する

飲食店では回転率も売り上げに影響してきます。回転率とはお客様の数÷客席数であり例えば、客席数が20の飲食店に、開店から閉店までの間に100人の来店があったとすると、 この場合の回転率は100÷20=5となり、一日の間にお客様が5回入れ替わった(回転)ことになるのです。

回転率が高ければ高いほど売り上げが増えるということなので、注文を取る際に手書きだと書き間違いなどのミスが発生しやすくなりその分回転率が下がり売り上げも下がってしまいます。対してスマホをハンディターミナルにした場合、手書きではありませんので書き間違いのミスが起こることはありません。

また、使い慣れているスマホですので注文を取る際もスムーズに行うことができ、取った注文はそのまま厨房にオーダーを通せるので伝える手間も省くことができます。

注文集計など顧客管理につながる

手書きの場合、一日の注文の合計を電卓で合算し確認する手間がでてきます。店の規模にもよりますが、飲食店の場合、客数も多いことから一日の合計を人間の手で計算することは容易ではありません。
 
 また、売り上げを上げるために顧客満足も非常に大切なことです。どのような客層に人気の商品なのかや売れ筋、死筋商品などの在庫管理も顧客満足に繋がってきます。顧客管理は手書きで管理している店舗もあるかもしれませんが、店の規模が大きいと当然客数も増えますので手書きでの管理は難しくなってきます。
 
 対してハンディターミナルで入力された注文はすぐにレジに送信され一日の売り上げはすべて集計されますので、注文集計も容易に行うことができます。ハンディターミナルで入力できるものは商品だけではありません。顧客の人数や年齢、性別も入力することができます。これはどのような商品がどのような客層に人気なのかということを細かく分析することができますので店舗運営において大きな武器となるでしょう。

モバイルオーダーとは

モバイルオーダーとは顧客が店舗に直接行かずにスマホから注文・決済を行えるシステムです。特に飲食店では顧客の待ち時間を減らすことが出来ますのでその分手厚いサービスを行うことができ顧客満足度を上げることが出来ます。
 
 最近では来店したら顧客が自身のスマホから卓上のQRコードを読み込みそこから注文を行うシステムを導入している店舗もあります。このシステムのメリットは顧客が自ら注文をすることができますので店員が注文を取りに行く手間が省けるのと顧客の待ち時間を減らすことができることです。会計の際は注文を入力したQRコードをレジで読み込みするだけで支払いをすることができ、コロナ渦の今人との接触を最小限に抑えられるという利点もあります。 
 
また、モバイルオーダーを取り入れることにより人手不足を解消することもできるでしょう。少子化による人件費の高騰でどの業界でも人件費は経営を圧迫しやすい状況です。そんな中少人数で最大の結果を生むにはモバイルオーダーは有益な手段となります。

まとめ

スマホをハンディターミナルとして利用することによりいくつものメリットがあります。まずは見慣れた端末の為すぐに慣れることが出来るため教育コストの削減につながるという点です。特に規模の大きい飲食のチェーン店などは従業員の入れ替わりも激しいこともあるためできるだけ教育コストをかけずに働ける環境は理想的でしょう。また、手書きと違い書き間違いなどのミスもなくなり回転率もあがります。手書き集計の場合は閉店後の集計作業も従業員の負担のひとつです。閉店後、店の片付けや翌日の仕込みと並行しての手書き注文の集計作業はミスも増え効率のいいものとはいえません。  
ハンディターミナルを利用することにより集計作業も容易に行うことができますし、同時に売れ筋の商品や死筋商品、曜日ごとの人気メニュー、平均単価などの情報も見えてきますので実際の数字に基づいて経営戦略を練ることができます。

 また、モバイルオーダーの導入によりさらに回転率をあげることができます。モバイルオーダーは顧客に自身のスマホから商品を選んでもらい決済まで済ませることができますので大幅な人件費の削減と注文ミスによるロスの削減を実現することが可能です。

近年ではコロナの影響もあり、いかに非接触で日常生活を送れるかが求められています。スマホをハンディターミナルにすることやモバイルオーダーは新しい生活様式に特化した営業方法の一つだといえるでしょう。

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