東京レストランツファクトリー様 ~スポットシェフ導入事例~
シェアダイン編集部
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飲食店では料理を作る、ホールで給仕をすることを分担しています。
規模によっては料理もホールも一人で担当しているお店もあるでしょう。ただし、売上やお店の広さに比例して働く従業員の人数も多くなっていきます。
従業員として正社員を雇用しようとするとお給料の相場はどの位なのでしょうか。今回は、飲食店の正社員の給料の相場について解説します。
飲食店で働くというと長時間労働、低賃金など穏やかでないイメージがあるかもしれません。
実際に16種類に分けられた産業別の正社員の平均年収を見てみると宿泊業,飲食サービス業は277万円と最も低くなっています。
参考:令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況)
この中で飲食業界だけの平均年収はというと、転職サイト「転職サービスdoda」の集計ではレストランは340万円、居酒屋・バーで345万円となっています。
参考:平均年収ランキング(96業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】)
この年収はあくまでも飲食業に従事する方全体の平均であり、飲食店と一口に言ってもレストラン、居酒屋、カフェ等多種多様です。
また、経営母体が大きく日本全国で展開しているチェーン店や、個人で営業しているお店もあります。
飲食店の給与は色々なパターンがあり、保険料や税金を会社側が手続きをし、差し引いて支給してくれる場合や、保険料、税金などは従業員個人で手続きをしてもらうために満額支給する場合があります。
勤務先の規模が大きくなると年収も高くなる傾向があり、チェーン展開しているお店は賞与も支給される場合が多く、企業勤めのサラリーマンも同じ様な給与形態が多い一方で、個人店では賞与は支給されない場合もあり売上により給料が決まる事もあるようです。
飲食業の年収の特徴は経験年数と比例して月給も上がっていくことです。
一般企業の場合、特に大手企業などは勤続年数に加え、社員等級なども加味された上で月給が変わる為、複雑ですが、経験年数が上がるにつれ給料も上がっていくのはわかりやすいですし、頑張るモチベーションにもつながりますよね。
先ほどの転職サイトの年代別の平均年収は下記のとおりです。
レストラン 居酒屋/バー
20代 294万円 295万円
30代 374万円 378万円
40代 456万円 429万円
50代 499万円 464万円
20代から30代の間で大幅にアップしています。
そして30代から40代も20~30代のアップ程ではありませんが、年収が上がっています。
飲食業は離職率が高く、入職しても若い内に辞めていくケースが多いです。
その一方で、継続して着実に経験を積めば、それに比例して年収も上がっています。
若手のうちは修行、勉強の意味合いが強い為でしょうか。
飲食店は給料が低いというイメージが先行していますが経験を十分に積んで行けばそれに見合った年収をもらえるということになります。
また、レストランと居酒屋/バーの平均年収に若干の違いが出ているのは、営業時間、スタイルが異なるからです。
レストランではランチとディナーの営業が一般的ですが、居酒屋やバーは夜から深夜、朝方にかけての営業となります。
労働基準法では午後10時から午前5時までが深夜勤務として定められており、この時間に勤務する場合には25%割増で支払う義務があります。
居酒屋やバーはこの時間帯での営業していることが多く従業員もそれに合わせて勤務している為、レストランの従業員より年収が高めになっています。
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飲食店で経験を積めば年収は上がりますが、職種で見比べてみると調理系のスタッフの方が年収は高い傾向あります。
職種別に見てみると、給料の高い方から料理長や、店長・マネージャー、調理スタッフ、ホールスタッフとなります。
ホールス系のスタッフでもソムリエ等の資格があればその分給料にプラスされます。
悲しいですが、飲食業界は専門性が低い、いわゆる誰にでもできることが多い業界です。
大手のファストフードやファミリーレストランは手順が完全にマニュアル化されており、調理も機械にセットすれば自動的に完成するものも珍しくありません。
こういった誰にでもできる専門性の低い仕事の為、業界全体の年収も低い傾向があります。特に、若手のうちは年収が低い場合が多い手ですが、経験を積み、プロフェッショナルと認められれば、それ相応の収入が見込めます。
また、有名店のシェフになり、メニュー開発などを任されるようになったり、独立し個人店での営業となると、売上から経費を引いた額が年収になりますから、繁盛店になれば会社員よりも収入があるシェフやスタッフもいます。
一方、チェーン展開しているような企業になると、個人営業のお店よりも福利厚生がしっかりしており、賞与も出る場合が多い為、年収が高い場合もありますが、サラリーマンに近い働き方になる為、繁盛店を任されたとしても、個人店のシェフやスタッフ程の収入は期待できないでしょう。
今回は、飲食店の正社員の平均年収について5点ご説明しました。
・飲食業界の年収は産業別では最も低いが規模が大きくなると年収も上がる傾向にある。
・経験年数に比例し年収が上がっていく。
・調理系スタッフの方がサービス系スタッフより年収が高いがソムリエなどの資格があるとプラスされる。
・経験を積み有名店のシェフや繁盛店のオーナーシェフとなれば、会社員以上の年収になる可能性もある。
・チェーン展開している企業の場合、若い内は個人店よりも年収が高い可能性があるが、サラリーマンに近い働き方になる。
飲食店=年収が低いというイメージがありますが、実際に業種別で比べてみると最も低いという結果になりました。
しかし、経験年数と共に年収が上がっていき、専門性を身に着けることにより十分な年収を得ることができるということもわかりました。
企業が経営しているチェーン店では経験年数を積んでも思ったように年収が上がっていかない場合もありますが、福利厚生がしっかりしているのは魅力の1つかもしれません。
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