東京レストランツファクトリー様 ~スポットシェフ導入事例~
シェアダイン編集部
この記事ではフードトラックとはなにか、開業するためにはどうすればよいのかを解説いたします。
フードトラックとは俗にキッチンカーとも呼ばれ、主として食品の調理を目的とした設備を備える車両の名称のことです。「ケータリングカー」や「ケータリングトラック」とも呼ばれます。
日本にはもともと屋台の文化があり、石焼き芋やそば・ラーメンなどを売る屋台が存在し、外で買って居ながらにして食べる習慣がありました。我が国がフードトラックを受け入れる土壌があったのは屋台のせいかもしれません。
フードトラックの起源はアメリカだといわれ、他にも、欧米諸国では古くからハンバーガーやサンドイッチ、タコスなどといった言わば軽食を売るフードトラックがございます。
また、アジアでも中国や台湾などでは外食の文化が浸透しており、3食すべて外食という人も多く、屋台やフードトラックは普及しています。特に都市部などでは「小吃(シャオチー)」と称して安価な一品料理を売っている光景も見られます。
フードトラックを開業するメリットは、例飲食店のないところに行って営業できる、あるいはニーズのある所へ足を運んで売ることが出来るということです。
地域によっては飲食店やコンビニが出店規制のあるところがあり、自治体がフードトラックを誘致しているところもあります。他にも、子育て世代が多く住む団地や高齢者が多い町でもフードトラックを誘致する動きがあるので需要が見込めることもメリットです。
<a href="https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/434167/040200176/?P=3" title="北九州市「船場広場」、コロナ以降キッチンカーで新展開|新・公民連携最前線|PPPまちづくり" target="_blank" rel="noopener">北九州市「船場広場」、コロナ以降キッチンカーで新展開|新・公民連携最前線|PPPまちづくり</a>
一般的な飲食店同様、フードトラックには営業許可の他に食品衛生責任者を1名置かなければなりません。実際、改正食品衛生法が2021年6月に施行されており、食品衛生法には食中毒への対策強化と国際的な衛生管理制度である「HACCP」が導入されています。
また、設備として冷蔵・冷凍設備や電源装置、洗浄装置、給水タンク・排水タンクなどが必要になります。
<a href="https://www.toshoku.or.jp/training/seki-gaiyou.html" title="食品衛生責任者について|一般社団法人東京都食品衛生協会" target="_blank" rel="noopener">食品衛生責任者について|一般社団法人東京都食品衛生協会</a>
フードトラックを用意すればどこでも営業ができるわけではございません。保健所での営業許可、販売時にどこかの駐車場を借りる場合は、その場での許可を得なければなりません。
また、合わせて、開業届も提出する必要がございます。
出店がしやすいのがフードトラックのメリットでありますが、考えなしに出店をしてもお客様が来るわけではありません。
例えば、オフィス街ではランチタイムには来客が見込めるが、夕方以降では収益が見込めない可能性がございます。
時間と場所、フードトラックを運営するにはその土地のニーズを把握しなればなりません。
実際に自分が足を運んで、探すこともできますが、前述したとおり自治体によっては誘致している場合がございます。
開業を検討している方はキッチンカーを販売しているところの情報だけではなく、自治体にも足を運んで見ましょう。
フードトラックでは専用の車両が必要になります。
また、フードトラックを自作する人もおり、開業資金を節約しようとする方もございます。
フードトラックの規定に関しては下記リンクをご参照ください。
仕込みは原則保健所の許可を受けた厨房でしかできません。したがって、自宅の台所などではできず、店舗型の飲食店の厨房を間借りして行うことが多いようです。
もっとも、2021年6月の法改正により200l以上の給排水タンクを備えたフードトラックなら車で仕込みが出来るように改まりました。
<a href="https://foodtruck.co.jp/hajimete/food_sanitation_act/" title="2021年6月に施行されたキッチンカーでの保健所の営業許可・食品衛生法の詳細と対策 | はじめてのキッチンカー" target="_blank" rel="noopener">2021年6月に施行されたキッチンカーでの保健所の営業許可・食品衛生法の詳細と対策 | はじめてのキッチンカー</a>
フードトラックを開業するときに受け取れる主な補助金や助成金としては、以下のようなものがあります。
・ものづくり補助金
・創業支援等事業者補助金
・地域雇用開発助成金
・小規模事業者持続化補助金
・事業再構築補助金
参考:<a href="https://foods-route.jp/content/food-truck-aid" title="キッチンカーを開業するときに受け取れる補助金や助成金の情報まとめ|飲食専門の独立・開業・フランチャイズ情報ならFood's Route(フーズルート)" target="_blank" rel="noopener">キッチンカーを開業するときに受け取れる補助金や助成金の情報まとめ|飲食専門の独立・開業・フランチャイズ情報ならFood's Route(フーズルート)</a>
上記の補助金と助成金は主に国から支給されるものですが、各自治体から支給されるさまざまな補助金・助成金もあります。
コロナ禍などにより、フードトラックの需要は高まっていますし、実際参入しようとする人は増えています。店舗型の飲食店を持つよりコストは安く済むのですが、反面都市部では営業するスペースが足りない、地方ではお客がつかないといった問題もあります。
それでもフードトラックのための保険や補助金・助成金といった制度面での整備はされてきていて、参入はしやすくなっています。
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