東京レストランツファクトリー様 ~スポットシェフ導入事例~
シェアダイン編集部
飲食業界は人材確保がむずかしい業種のひとつ。近年では新型コロナウイルスの感染拡大にともなう営業規制によって従業員のシフト変更やリストラを迫られ、規制が解除された後も人手が戻らず通常営業が再開できない事態に多くの店舗が直面しています。
人材不足は雇用環境の悪化や業績の低迷につながる大問題です。そこでこの記事では飲食事業に焦点を当てて、低コストで即日採用も可能な人材募集方法について解説いたします。
事業に不可欠な人材を募集するには様々な手段や方法があります。効果が高いのは有料求人サイトへの広告掲載ですが、個人経営が多い飲食業では募集に使える費用にも限度があります。そこでまず最初に無料でできる募集方法から紹介しましょう。
お店の入口に人材募集の張り紙を出すのは古典的ですが、無料ですぐに実践できる簡単便利な施策でもあります。応募者にとっても興味があればまず客として来店し、職場の雰囲気や労働条件を気軽にチェックできることがメリットです。
デメリットは情報の拡散効果が少ないこと。店頭の張り紙に目をとめる人は客か近隣住民に限られます。とはいえ最近では街で見つけた求人張り紙をスマホで投稿できるサイトやSNSの口コミもあるので、工夫次第で「バズる」可能性もないとはいえません。
最近ではコロナ禍で客足が途絶えたラーメン店が「お客様どうかお助け下さい」と貼り紙を出したところツイッターで話題となり、テレビにも取り上げられました。インターネット時代だからこそ手書きの張り紙でも全国に情報を拡散できる可能性もあります。
InstagramやTwitterなどのSNSを通じて人材募集を行うSNSリクルーティングは多くの企業が導入している現代的な手法です。SNS募集のメリットは無料で多くの人にアプローチできること。文字だけでなく動画や画像で魅力を訴求できることもメリットです。
デメリットは募集効果があらわれるまでにある程度の手間と時間がかかること。SNSで「従業員募集」と投稿するだけでは人目を引くことはできません。ユーザーにとって魅力的なコンテンツを継続的に発信することでフォロワーを増やす努力が必要です。
「リファラル採用」とは採用人員を従業員の推薦や紹介を通じて募集すること。「リファラル(referral)」は英語で「照会」「委託」といった意味があります。従業員が紹介した候補者が正式採用されたときは紹介者に何らかの報酬を提供するのが基本です。
アメリカではリファラル採用による人材募集が浸透しており、8割の企業が導入しています。リファラル採用のメリットは応募者が従業員と親交があるため人柄や能力を把握しやすいこと。職場環境とのミスマッチが少なく離職率を抑えられることがあげられます。
デメリットは紹介者の顔を立てる必要があること。リファラル採用は「コネ」などの縁故採用ではありませんが、社員や従業員が友人知人を応募者として推挙するため、採用に至らなかった場合は紹介者の顔をつぶすことにもなりかねません。
また事業の拡大などで一度に多くの人材を採用したい場合はリファラル採用だけでは必要な人数を確保できない可能性があります。
学生アルバイトの募集では、近隣の大学や専門学校に求人情報の掲載を直接依頼する方法があります。この場合、求人情報の掲載料は基本的にかかりません。地元の学校であれば校風や学生の特徴を把握しやすいというメリットもあります。
デメリットは学校によって応募方法や広告の掲載条件がちがうこと。複数の学校に依頼する場合は各校のルールに対応する必要があるため手間と時間がかかります。また学生数が多い学校では応募者数が予測できないむずかしさもあります。
参考:アルバイト求人のお申込み・掲示方法について | 大学生活サポート | 工学院大学 )
CMでおなじみのIndeedは求人情報専門の検索エンジンです。求人サイトや企業サイトの採用ページ、Webメディアの求人広告などインターネット上で公開されている膨大な求人情報を一括検索できるほか、Indeedに直接求人情報の掲載を依頼することも可能です。
Indeedのデメリットは採用を争うライバルが多いこと。検索サイトが数千にも及ぶため競合が多い業種や地域では自社の情報がたちまち埋没してしまうことも。無料枠の広告で効果がない場合は、有料の「スポンサー求人」で検索上位に表示できるサービスもあります。
ジモティーは無料で利用できる地域限定の情報サイトです。PCのブラウザやスマホの専用アプリを使って商品や不要品が売買できるほか、地域の情報や人材募集広告なども掲載できます。チャット機能を使って応募者とやりとりすることも可能です。
ジモティーのメリットは無料で手軽に利用できること。専用掲示板の投稿フォームに求人情報を記入するだけで募集広告を掲載できます。デメリットは投稿者の審査基準がないこと。無料の掲示板なので採用者のドタキャンといったトラブルも考えられます。
求人広告を有料で掲載できる人材募集サイトも数多くあります。料金は採用決定時に課金される成果報酬型か広告掲載料金型が一般的。求人内容や掲載期間によってさまざまな料金プランが設定されています。ここではおすすめの求人募集サイトを5つご紹介します。
飲食店.COMは株式会社シンクロ・フードが運営する飲食事業者向けの人材サービスプラットフォームです。求人情報は一店舗あたり19,800円で30日間掲載。同じ店舗なら正社員とアルバイトの同時募集といった合わせ技も基本料金内で可能です。
求人広告はPCとスマートフォン、スマホアプリを同時掲載。募集情報には写真を8枚まで掲載できるので職場のイメージを視覚的に発信できます。広告掲載サポートも行います。募集情報は専用ページ上で一括管理。応募があればメールで通知します。
飲食店.COMのデメリットは地域によって求人・求職件数や情報量に差があること。ただしその点は飲食店.COMに限らず全国展開の情報サービスに共通するデメリットといえます。
cookbizはクックビズ株式会社が運営する飲食業界特化型の民間ハローワークです。求人広告の掲載はもちろん、クライアントが希望する人材のスカウトも可能。cookbizが誇る業界最大級の人材データバンクから最適な人材をピックアップします。
求人広告の掲載料金は、正社員、アルバイト・パートなど募集職種や雇用形態、掲載期間などによって異なります。求人広告サービス以外にスカウト型採用サービス「ダイレクトプラス」を月額10万円から利用可能です。
cookbizのデメリットはサービス対象を飲食業に特化していること。他業種にまたがる幅広い求人には対応がむずかしい点がデメリットといえばデメリットです。
「バイトル」はディップ株式会社が運営するアルバイト・パート専門の求人情報サイトです。求人情報は最短1日で掲載可能。インターネットならではのスピードで急募にも対応できます。応募者とのやりとりや情報管理はスマホで完結。採用業務の工数を削減できます。
求人事業者には担当営業が最適な募集プランを提案。広告原稿作成や面接対応などの採用業務はもちろん、スカウトメール機能や採用後のミスマッチを防ぐための職場見学など充実したサポートを提供します。
デメリットはスマホに不慣れな年配者には扱いづらいこと。その点は他のWebサービスも同様です。バイトルの料金は募集エリアや広告の内容によって変わります。くわしくは直接ご相談ください。
マイナビ(Mynavi)は株式会社マイナビが運営するアルバイト求人情報サイトです。求人側の事業者に対しては人材募集原稿の作成から応募者の採用・定着まで採用業務を一気通貫でサポート。求職者との高いマッチングを実現するサービスを提供しています。
広告掲載はLINEバイトと提携。マイナビのアルバイト求人情報をLINEアプリで閲覧・応募できるほか、事業者と応募者とのコミュニケーションもLINEで可能。双方が抱く疑問や課題をLINEのやりとりを通じて解決できます。
広告掲載の料金プランは「エントリー」から「ADプレミアム」まで6タイプ。最も安価な「エントリー」プランの場合、掲載期間12週間で料金は8,000円です。
マイナビバイトのデメリットは情報の比重が首都圏や大都市に偏りがちなこと。ただし地方エリアの求人・求職件数が多くないのはマイナビバイトに限った問題ではありません。地域間の労働生産性格差が大きいのは日本社会そのものの構造的な問題といえます。
タイミーは、事業者がアルバイトやパートのワーカー(従業員)に働いてほしい時間と、ワーカーが働きたい時間をマッチングするスキマバイト専門の人材募集サービスです。勤務時間は1分単位で設定可能。人手が必要な時間に合わせて効率的に募集できます。
求人情報の掲載はPCとスマホアプリに対応。ワーカーに求める勤務時間や必要なスキルなどを管理画面から入力すると、最短1分で単発アルバイトの求人情報を掲載可能。条件にマッチするワーカーを自動でマッチングします。
ワーカーのドタキャンにはペナルティポイント制度で対応。過去のバイト実績と評価表示など事業者にも安心のサービスを提供します。料金はワーカーの報酬金額の3割が基本。求人掲載は無料です。マッチングできるワーカーがいなければ料金は発生しません。
スポットシェフは、1 回3時間からスポットでシェフを手配することのできる、飲食店舗など調理現場における人手不足を解決するサービスです。フリーランスの料理人が約3,000 名登録する日本最大級のプラットフォームで、大手レストラングループや、結婚式場、ケータリング事業者などでご利用いただいています。
アルバイト採用、正社員雇用と違い、必要なときにだけスポットでシェフを依頼することができ、固定費の効率化を図ることができます。
また利用分のみの支払いのため、初期費用や月額費用はかかりません。
SPOT CHEF | スポットシェフ (spot-chef.com)
新型コロナウイルスの感染拡大に翻弄された飲食業界。休業や時短営業によって従業員の勤務時間や人数制限に迫られ、規制解除後も人手不足で通常営業を再開できないジレンマに多くの店舗が直面しています。
熾烈な採用戦争を勝ち抜くためには最適な人材募集方法を選択して、1人でも多くのワーカーに職場の魅力をアピールすることが重要です。