株式会社ニラク様・LIZARRANについて

株式会社ニラク様は、カジュアルで日本人の口に合うスペイン料理を開発、新橋、三軒茶屋、立川の3店舗を運営されています。

LIZARRAN （リザラン）とは、ピンチョスを豊富に提供するカジュアルなスペインバル「スペイン居酒屋」です。スペイン北部で一般的な料理であるピンチョスを中心に、店舗ごとにメニューや運営スタイルを変えているのが特徴です。同社飲食事業部レストラン事業グループ マネジャーの藁谷誠様に、シェアダインの飲食・調理施設向けサービス「スポットシェフ」を利用されている背景や、利用方法などについてお話を伺いました。

スポットシェフの活用状況について

シェアダインのスポットシェフを利用しているのは、三軒茶屋店です。リザランは店舗によってメニューをすべて組み替えており、三軒茶屋店のシェフは、もともとスペインのマドリードで長年シェフの経験を積んだ人材です。スペイン現地の味をそのまま生かしながらも、日本人が受け入れやすく、リーズナブルに食べられるようなメニュー開発を行っています。

スポットシェフ活用前の課題

理由は単純に人手不足ですね。なかなか社員とアルバイトが採用できなかったからです。飲食業向けアルバイトマッチングサービスも使っていましたが、技量には個人差があり、少人数で運営する三軒茶屋店のキッチンでは上手く活用できませんでした。

スポットシェフを利用するきっかけとなったのは、シェアダインさんからの営業メールです。メールに返答をしたらオンラインミーティングの案内が来て、それから営業の方とやりとりをして利用することになりました。

スポットシェフのシェフについて

シェフに次ぐ、２番手のポジションで稼働しています。普段の営業としてはシェフが肉料理やパエリアなどを調理し、スポットシェフには主にピンチョスや前菜などをお願いしています。最近ではスポットシェフの方に、シェフの休み回しにも協力してもらっています。スポットシェフが料理長の代行を務める日には、通常シェフが調理を行う肉料理やパエリアなども含めて調理の全分野にて活躍しています。

今では、その方はお店にとって、なくてはならない存在になっています。欠員が十分に補充できていない状態の中で、スポットシェフに週3,4回くらい来てもらっていますので、とても助かっていますね。

その方は、フランス料理を10年ほど経験された女性で、お店のスタッフとの相性も良いと聞いています。

スポットシェフを利用された感想

予想していたよりも、実際には応募がたくさん来るな、と思いました。ただし、スポットシェフには実際働いてもらわないと、記載のある経験に応じた能力が本当にあるのか、既存スタッフと相性は合うのか、など分からないところもあります。それでも人手が足りずに困った時に、スポットで来てくれるというのは、本当に助かっています。

他の店舗でも利用の可能性があるとすれば、立川店でしょうか。立川店は定休日がなく、11:00~22:00まで営業しているため、時間帯ごとに人手が必要だからです。立川店は今年４月28日にオープンし、オペレーションも安定してきています。そういうタイミングでスポットシェフを導入することを他店舗でも検討しています。

今後の事業展開について

店舗展開については、年に２店くらいのペースで、新規出店を検討しています。神奈川県や埼玉県方面からの引き合いも来ており、直近では横浜駅周辺で出店計画があります。今後も店舗の立地に合わせて、営業スタイルやメニュー、価格を変えながら展開していきたいと考えています。

シェフに求めるスキル

年齢や性別、国籍は関係なく、料理人として基礎的な能力があり、謙虚な姿勢で来て頂ける方ならば大歓迎です。スポットシェフに登録している料理人の方は一通りの経験を積んできている方が多い印象を持っています。経験者にありがちな上から目線ではなく、自分の方から周りとコミュニケーションをとりにいける方であれば、問題ないと思います。

さらに言えば数回スポットシェフでの勤務経験を積むことで、そのままお店の料理を再現できるようなスキルの高い方であれば更に高時給で勤務をお願いしたいと考えています。それに加えて、既存メニュー改善や新メニュー考案の相談にも乗ってもらえるような人がいらっしゃれば、有り難いです。今後、新規出店が増えてくれば、人材確保が難しい中で、そのようなスポットシェフの活用の仕方も考えられるのではないでしょうか。

インタビュー対象者

株式会社ニラク　飲食事業部

レストラン事業グループマネジャー　藁谷誠 様

株式会社ニラクについて

株式会社ニラクHP：http://www.niraku.co.jp/
スポットシェフの求人：https://spot-chef.com/restaurant/181/